Last Song Latest

「ラスト・ソング」のその後

2023-01-01から1年間の記事一覧

天災と人災と⚖️

今生きている人たちは誰もが、「近い将来、関東大震災が来る」と言われて育った。 私は今でも、初めて震度4の地震に襲われた日のことを覚えている。 たしか夕方…だった。 木造平屋の我が家はユッサユッサと大きく揺れ、ガラス窓がガタガタ震え、心臓がバクバ…

青山でデート💑

私が「青山デビュー」したのは、中学1年の秋。 …なんて言うと、またはと思われそうだけど、青山はごく普通の住宅街だった。 オシャレなのは青山通り沿いのごく一部だけで、今でも一歩裏に入ると木造家屋を見ることもできる。公営住宅や団地はつい最近まで多…

絶滅危惧書店

かつては日本の殆どの駅の近くに本屋があった 雑誌や、ほんの少しの文庫本、文房具や競馬新聞なんかが置いてあり、立ち読みだけして帰る客も多かった。 私の最寄り駅の前にも、小さな店があった。 中学生になって自由度が増すと、帰宅途中に足繁く通うように…

東洋の叡智😳

20年くらい前までは取ってあった学生時代の教科書も、前々回に書いたように、昔の知識はほとんど役に立たないことを知り、多くを処分した。 でも1冊だけ、今でも役に立っている本がある。 それが、これ↓ 今でも使えるのは、この本最後の漢方薬リスト。 1600…

老人のぼやき😮‍💨

以前に書いた「スマートウォッチ」⌚︎ 24時間心拍数が測れて便利…だったんだけど、リサイクルに出しちゃった。 なんか「ウォッチにウォッチされている」気がしてねぇ… 昭和時代までは人間が「機械を使って」いた。 血液中の糖や脂質を測る方法は殆どが手操作…

らんまん

脅威の記憶力を持った友人がいる。 わたしとほぼ同い年でありながら、大学時代に受けた、有名国語学者の講義をメールに書いてくれたりする。 しかも、その記憶は正確。 おそらく20年前のアリバイ証言も彼女に頼めばしてくれるだろう。 まさに「歩く大英図書…

新年度の決意

外国人観光客が街に「戻って」きた‍ 久しぶりに行った明治神宮は、もはや神聖な場所⛩ではなく観光地。 境内は外国語が溢れ、絵馬も横文字、中にはどっちからどっちに読むのか分からないものもあった。神様も語学学習に忙しいことだろう。 デパ地下も混雑。 …

謎のタイピスト

私がおチビだった頃、父が英文タイプライターを買って来た。 何で買ってきたのか謎だけど、しばらく練習していたから、単に打てるようになりたかったのだろうと思う。 私が驚いたのはタイプライターという機械だけではなく、それを前にしたとき母が豹変した…

さらばマスク星人😷

マスク星人が日本を去る日がついにやってきた しかし今年は花粉が多くて、戸外は危険 何より、リップとかチークとかが古くなっていた。 腐っちゃったわけじゃないけれど、3年も経つと似合う色も変わっちゃうし、第一、化粧ポーチがどっかいっちゃった 今しば…

父の本棚(4)〜祖母の隠し財産?〜

父の本棚からこんな本が出てきて、大爆笑 自分で買ったのかな⁉️ いや、私が買って「プレゼント」したんだっけ❓ …いやいや、新聞の書評の切り抜きが入っていたから、やっぱり自分で買ったんだろう だけどアンダーラインが一本も引いてなかったので、読んでは…

免疫シンフォニー

【注意:長いので2つに分けるべきですが、このままアップします‍♀️ いつもより長めにトップに置きますので、ゆっくりお読みください。】 オシャレとは程遠く、流行の末端をいく我が家だけれど、花粉症だけは流行に先んじていた。 先んじすぎて、母など、自分…

極みの「だけ弁」

父も、祖母も、うずら豆の煮物が好きだった。 砂糖をたくさん使うのは、照りを出す、保存性を高めるなどの目的もあるのだろう。 母や祖母は煮ていたが、私は作らなかった。 すると父は時折、市販品を買ってきて「煮直してくれ」と言った。 市販品に水と塩を…

とんがれない

父は最後の活動期、「活年ライフ」というシルバーサークルに参加して趣味の幅を広げていた。 そこでは代わりばんこに自分の興味のあることを研究発表する他に、講師を招いて絵手紙や折り紙などの教室が開かれていたらしい。 ちなみに父は、「温泉の効用」な…

絶滅危惧種

渋谷の東急本店が閉店する。 かつて東急デパートと言えば、三越・伊勢丹と並ぶ大手高級デパートで、日本橋にも店舗があり、地方にも支店が多数あった。 渋谷には本店の他、東急東横店、東急プラザ、東急ハンズ、文化村…、東急系列の店が立ち並び、これらをつ…

どうする「冷え性」🥶

今やどこでも体温測定。 今日も私は警報を鳴らす。 ピーッ‼️ ディスプレイは「Lo」 この前なんて34度台 …私、ひょっとして冬眠中? 長年、私は「寒がり」「冷え性」に悩まされてきた。 小学生までは困ったことはなかったが、中学校に入ると寒がりが「短所」…

父の本棚(3)〜リサイクルの極意〜

父の本棚(1)に書いた通り、我が家が建て替えイベントを経験しなかったら、我が家は蔵書に押しつぶされていたか、地震で、父か私が本の下敷きになっていただろう。 ここ数年、ブックオフに毎年3〜5箱、トータル20箱以上の処分をお願いした。 でも、出して…

父の本棚(2)〜推理小説は楽しい〜

翻訳を始めた頃、“指導教官“ に「訳文がジジくさい」と言われたことがあった。 言ったのが若者だったら仕方ないが、当時60代の、私から見れば立派な「ジジイ」から言われたからショックだった 実はそれより前、尊敬してやまない翻訳家に「どうしたら日本語が…

父の本棚(1)〜人生を豊かにするために〜

我が家では、修繕、組立…、工具作業は母がやっていた。 「フツー、お父さんがしない?」と私が言うと、 「パパに頼んだら、まず本を買って来るところから始まっちゃうでしょ」と母が笑った。 ナルホド… というわけで、我が家には多岐にわたるジャンルの、様…