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「ラスト・ソング」のその後

葛飾北斎はなぜ長生きできたのか。

富嶽三十六景」で有名な浮世絵師、葛飾北斎は中年期に中風で倒れたが、その後回復して90歳まで健康長寿を全うしたという🌊

 

中風とは、今で言う脳梗塞脳卒中などの脳血管疾患。

救急車も医療もリハビリもなかった江戸時代、再発することなく死ぬまで仕事ができたというのは、(一部の人の間では超)有名な話だ。

 

疾患自体が軽かったこともあり得るが、これらの疾患は再発の可能性が高い。現代だったら、血液サラサラにする薬を一生服用しなければならない。

 

そのような薬を飲まなくても90歳まで元気だったのは、北斎の食生活に秘密があった…と言われている。

その一つが、柚子だ🍊

北斎はレシピをいろいろ変えて生涯にわたり大量に食していた…らしい。

 

柚子に限らず柑橘類の皮には、ヘスペリジンやナリンギン(またはナリンジン)と呼ばれるポリフェノールが含まれており、これらは血液/血管系にすぐれた効果がある🍋

 

しかし北斎は、柚子だけ爆食いしてやりたい放題…だったわけでは決してなかったと私は思う。

当時、江戸で柚子を長期にわたり入手するのは相当困難だったのではないだろうか。大量に入手し、保存に耐えるよう工夫して加工した努力こそ、北斎の健康長寿の秘訣だったのではないだろうか。

 

さらに北斎は蕎麦や玄米もすすんで食したらしい。1日でも長く仕事をするために、北斎は情報を貪欲に収集し、ストイックとも言える生活を営んでいたのではないだろうか。

 

さて、ポリフェノールと言っても多様な物質があるが、その殆どは植物が自らを酸化ストレスから守るために産生している🌿

植物の場合、酸化ストレスと言えば太陽からの紫外線が殆どであるため、これら防御物質は主に皮の内側(俗に言う、皮と実の間)や葉っぱにある🍇

 

いっぽう人間を含む動物では、血管壁が酸化ストレスに常時さらされ、血管壁はダメージを受け、老化、動脈硬化、さらには癌etc…様々に悪影響を被る。なので、植物の作ったポリフェノールなどの抗酸化物質をいただいてこれら病気を防ごうとするのが、近年の健康法の考え方の一つだ🍫

 

ブルーベリーのアントシアニン、蕎麦のルチン、茶カテキン大豆イソフラボン、トマトのリコピン🍅…

 

元となる食品を丸ごと取った方が食物繊維やビタミンなど他の栄養素も摂れるが、毎日これらを一定量摂るのはなかなか大変だ💦

 

明らかに病気である場合は医者に薬を処方してもらわなければならないが、なんとなく不調の場合は、有効と思われる成分を抽出・分離・精製・濃縮したサプリメントは手軽で便利💊

 

さてさて、脂質異常や高血糖は身体の不調となって現れることはない。

検査値が高ければ医薬品を処方されるが、それ未満だと「がんばって下げましょう」と言われて返されるだけ。がんばるって何を?…って感じよね😥

 

が、前にも書いた通り、検査値は結果であって「ゴール」ではない🩸

私は、検査値がそれほど異常ではないのであれば、基準値に近づけよう「がんばれ」ば良いのではないか…と私は思う🚶‍♀️

 

葛飾北斎のように。

 

あくまで個人の見解です😜

皆さまの健康長寿をお祈りして🙏

 

📖ポリフェノールは総称で、カテキン、タンニン、アントシアニン、フラボノイド、イソフラボンなど、健康番組で聞く名称の「構造式に基づくグループ」が含まれます。例えば、よく聞く赤ワインの「レスベラトロール」は、スチルベンと呼ばれるフラボノイドの一種です🍷