渋谷の東急本店が閉店する。
かつて東急デパートと言えば、三越・伊勢丹と並ぶ大手高級デパートで、日本橋にも店舗があり、地方にも支店が多数あった。
渋谷には本店の他、東急東横店、東急プラザ、東急ハンズ、文化村…、東急系列の店が立ち並び、これらをつなぐシャトルバスまで運行されていた(が、歩いた方が早かった)。
高校時代の先輩の結婚相手は、当時😍な「3高」。このデパートの店員さんで、それを聞いた人たちは皆、ほぉ〜っと羨望のため息をついた😮💨
平成中期まで、「食料品は東急本店で買う」というのが、ここら辺のプチブルの自慢でもあった。 もちろんそういう方は私のように歩いては行かず、マイカーやタクシーを使われる。
しかしここ数十年、東急本店が混雑することは(おそらく)なかった。 閉店「セール」でさえ、イマイチ😥
おそらくアクセスの悪さと、それゆえ外国人観光客が来ないせいだろう。
私の知る限り、東京の百貨店で唯一、外国語の館内放送が流れていない。
《地下イートインのタンタンワンタン麺は絶品。辛くなく、胡麻の深い旨味に、普段はつゆを飲まない私も思わず…😋》
デパートは今や、絶滅危惧種🦖
今までにも、有楽町そごう、有楽町阪急、プランタンデパート、池袋三越、新宿三越、東急東横店、銀座松坂屋…多くのデパートが消え、あるいは姿を変えた。
池袋西武百貨店のヨドバシカメラ化が物議を醸し、新宿の京王デパートもやがて閉店する。
そもそも高度成長期〜バブル期にデパートを建てすぎたのかもしれない。
街の「顔」や「シンボル」がデパートだと言うのも、安易じゃないだろうか🤔
いっぽう、本ブログ10月8日に取り上げた小田急百貨店は、「別館」に地下食料品店・ブランド店街・家電量販店・催事場を凝縮して再出発。 よく売れていた店、私がよく買い物をした店ばかりが軒を連ねる。 …なのに、魅力は落ちた💧
思うに、よく買うわけではない店や売り場があったからこそ、ショッピングの醍醐味があったのかもしれない🤔
土曜日の「朝ドラ」や、年末の大河ドラマの総集編みたいに、重要場面だけを編集したダイジェスト版ではなんも面白くない…のと同じ⁉︎