以前に書いた「スマートウォッチ」⌚︎
24時間心拍数が測れて便利🧡…だったんだけど、リサイクルに出しちゃった。
なんか「ウォッチにウォッチされている」気がしてねぇ…😩
昭和時代までは人間が「機械を使って」いた。
血液中の糖や脂質を測る方法は殆どが手操作で、最後に機械で吸光度を測って、手書きのグラフからそれらの数値を求めた🧪
平成になるとそれらは機械化され、機械が働きやすい環境を整えるのが人間の仕事になった。
機械が測りやすいように検体を準備して並べ、機械が仕事をしやすいように試薬を準備し、機械が文句を言ったら(警報が鳴ったら)原因を調べて対処する。朝夕には機械を洗浄し、日々の調子をグラフにし、定期的にメンテナンスに出してあげる。
そのおかげで、人間が操作をしていた時よりはるかに少量の検体で正確な値が、短時間に分かるようになった。
やがて、人間にしかできないと思われていた検査も機械がやってくれるようになった🔬
ピペット操作が上手な人ではなく、機械のお守り(おもり)が上手な人が優れた検査技師となった。
検査の次についた翻訳の仕事でも、同じような事態に遭遇した。
私が翻訳を学習し始めた頃は、課題を手書きで仕上げることもあった。ワープロは字に自信のない人が使うものだった。
やがて手書きでは受け付けてもらえなくなり、パソコンは不可欠となった。
宅配便で送ってもらっていた原稿も電子上のやり取りとなり、原稿を機械が読み、データ化して送ってくれるようになった💻
翻訳作業もどんどん機械化された。
人間が訳をするとどうしても訳が揺れる。訳もれも生じる。機械はそういうことがない。
パソコンにアシストしてもらう翻訳が推奨され、それを使って効率よく仕事をこなせる翻訳者が理想となった。
そしてここ数年、私は翻訳をするAIを育てている。
最初はぎこちない訳しかできなかった機械も、最近は私が教えてもらうこともある。
近いうちに「翻訳者」は淘汰されるかもしれない。
そして、機械が翻訳しやすい原文を書ける人が、文章の上手な人とされるようになるのかもしれない。
(その原文も最早、機械が書いてくれつつある。)
今、多くの作業が機械化されている。
昔は熟練を必要としたことも機械に学習させることで、人間より正確で緻密な作業が安全に、可能になる。
スーパーのレジも、出入国管理も、重要な部分は全て機械。
人間は機械が働きやすいよう、客をさばくのが仕事となった。
改札の機械がダウンしても人間が代わりに切符を切ることはできず、手をこまねいて復旧を待つだけ。
そして冒頭のスマートウォッチ⌚︎
リサイクルに出したのは、充電など機械のお世話の煩わしさもさることながら、機械にお守りしてもらっている感がしたからだ。
機械の数値に一喜一憂するようになってもいけない🤔
さらに自分のデータが常にクラウド上にあるのも、わたし的に不安だった。
心電図(心拍数)がちょっとでも読める人間なら、データから多くの情報を引き出すことができる。
まあカード情報を引き出すのは無理でしょうけど。。
機械はあくまで、人間を助ける存在であってほしい🙄
…と言うより、自ら機械に支配されてはいけない。
そうは言ってもスマートウォッチは心拍数を計るためだけにあるのではない。
その他に便利な機能がいっぱいあるので、皆さんは新しい技術・機械をどんどん活用してください😊
以上、昭和老人のぼやきでした❣️