父の本棚(1)に書いた通り、我が家が建て替えイベントを経験しなかったら、我が家は蔵書に押しつぶされていたか、地震で、父か私が本の下敷きになっていただろう。
ここ数年、ブックオフに毎年3〜5箱、トータル20箱以上の処分をお願いした。
でも、出しても出しても本棚の奥から湧いてくる😳
コンビニの冷蔵棚に並ぶペットボトルのよう。
ブックオフが登場したのは、およそ20年前。私の記憶では原宿に一号店ができ、自宅に引き取りにきてくれるサービスが始まった。
当時、中古品の買取業が雨後の筍のように現れた🎍
捨てることのできない父も、「誰かが読んでくれるかも」と思うと手放す気になってくれて、たくさんの本やグッズを楽しそうに「供出」してくれた。
当初ブックオフは、本の見かけだけで値段がつけられていたように思う。
新品同様であれば100円…みたいな(つまり父の本は二束三文であった🤭)。
他の中古品引取り業者も、ビジネスを始めたばかりで、何でも引き取ってくれた。
やがてビジネスが波に乗ってくると、選り好みをされるようになった。
ブックオフでは「売れる本」ほど高い値がつくようになった。
つまり新品同様のベストセラー本であれば定価の半額(以上)、誰も読まなさそうな本はキレイであっても100円以下(やはり父の本は二束三文であった😅)。
着物、楽器などさまざまな品物の中古品買取も、ブックオフと同様のシステムを利用している(らしい)。
高価だったモノ、希少なモノより、売れるモノ、みんなが欲しがるモノに値段がつく。
昔のドラマに、親の形見の高級着物を娘たちが取り合う場面がよくあるけれど、現在ではこんな場面、ないんだろうな〜と思う。
着物の値段も、柄や状態により、中古市場での売れ行き予測にしたがって会社の「基準」があるらしい。
社員は客の目の前で自社基準に照らし合わせ、社員によって買取価格が異ならないようになっている。
このシステムは、ブランド品のバッグや楽器、家電なんかも同じらしい。
そしてその「基準」は、社会的な状況に左右される。
着物の買取屋も、随分良心的…と思ったのも束の間、倒産してしまい💦、経営母体が変わった途端、不親切になった。
「😊」と思ったら、出し惜しみしないこと。ぐずぐずしていると値下がりするかもよ(笑)
では、どうしたら?…🤔
フリマアプリなどを利用して、一つ一つが魅力的に見えるような写真を撮り、コメントをつけ、丹念に処理すればそれなりの値段がつき、大切にしてくれるバイヤーさんに引き取ってもらえる可能性もある。
私は出品したことはないけれど、入手困難だった楽譜をゲットしたことがある。
大切に扱われていたようで、前のオーナーさんに想いを寄せながら演奏することもある。
ブックオフで引き取ってもらえない、希少・高級なモノ(本を含む)などは、フリマで貰い手が見つかる可能性もあるし、時々覗くと掘り出し物に出会えることもある。
つまるところ、一度自分の手元に入ったものは大切に最後まで使うべし。リサイクルに出す場合も愛情込めて丁寧に扱えば、大切にしてくれる持ち主さんに巡り合えるかもよ…ということらしい🙄
リサイクルの際は、「今までありがとう。そして引き取っていただいてありがとう」の気持ちを大切に。