8月3日にアップした祖父の写真は、おそらくほぼほぼざっくり63歳くらい。
7月14日にアップした写真の、母方の祖母も63歳(こちらは確実)。
当ブログ末尾画像の祖母は、現在の私より若いかもしれない。
今、こんな人たちがクラス会に現れたらギョッとしちゃう😳
当時は「シルバー」とか「シニア」などという日本語はなく、60歳近くになると「お年寄り」とか「老人」と呼ばれた💧
役所や病院でも「老人医療」「老人福祉」「老人性〜」の語が堂々と使われていた。この前、昔の映画を見ていたら、医師が「老齢者」という言葉を使っていた。
「高齢者」という言葉すらなかったらしい。
数十年の間に、日本から「老人」の言葉だけでなく、姿も激減した。
農作業や家事などの肉体労働から解放されたから…?
生活様式の欧米化で姿勢が良くなったから…?
歯の衛生/治療が徹底されて、自分の歯でものを食べるようになったから…?
はたまた、化粧品などのアンチエイジング技術が進化したから…?
私は、人々が「〇〇らしく生きる」ことを止めて「自分らしく生きる」ことを始めたから…ではないかと思う。
私が通っていた高校の創立者は「らしくあれ」と言っていたと、朝礼でよく説かれた。
「女は女らしく、高校生は高校生らしく、母は母らしく、…年寄りは年寄りらしくあれ!」と。
当時はすんなりと受け入れられたが、今となってはアンチSDG sワードである😜
かつては女性が家に入り、母となったら母らしい身なりや生き方が求められ、孫ができればおばあちゃんらしく振る舞うことが暗黙のうちに要求されたが、今はそんなことはない。
全ての人が「〇〇らしく生きる」ことから解放され、老人であるはずの人たちが老人らしくする必要がなくなったのではないか…と私は思う。
祖母が生きていたら、こう言ったかもしれない。
「年寄りは年寄りらしく生きるほうがラクなんだよ👵」
合掌🙏