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「ラスト・ソング」のその後

ハロウィン小史🎃

私がハロウィンを知ったのは、昭和40年代、「ピーナッツ」という漫画だった。

《英語が読めるようになった今、読み返すとさらに面白い❣️

 

スヌーピーとチャーリーブラウンで知られるその漫画は、日本でも人気を集めていた。

ポピュラーだったコミック漫画とも違い、「サザエさん」などとも違って、「ピーナッツ」には不思議な魅力があった。

 

そこには、日本人がまだ知らなかった、一般アメリカ人の生活を見ることができた。

アメリカンフットボールクリケット、ビー玉投げ、水辺での小石投げ、3段重ねの雪だるま、そしてハロウィン🎃

特にハロウィンは、前々から子供たちが楽しみにしている様子が描かれていて、いったいどんなお祭りなのだろうと、私もワクワクした😍

 

その何年か後に映画「E.T.」がヒットし、映像としてそのお祭りを見ることができた👻

日本でもハロウィンをポピュラーにしようという動きが始まり、10月になると原宿や渋谷辺りのお菓子屋や雑貨屋がハロウィン用のお菓子などを売り始めた。

きれいな色をしたお菓子がたくさん登場する、その季節が私にも楽しみになった。

 

我が家のそばにアメリカンスクールの通学バスが停車する地点がある。

そのそばに雑貨屋ができた。

世界中から集めてきたような、風変わりな雑貨が狭い店内にびっしり並べてあって、私も時々覗いていた。

 

その店の店頭に、🐴🐻‍❄️💀など、様々な被り物のお面が並ぶようになった。

現在百均や雑貨屋に置いてあるより、ずっと手が混んでいてお値段も良かった。

しばらくして気がついたのだが、アメリカンスクールの子たちがハロウィン用に買い求めているらしかった。

 

やがてデパ地下がオレンジ色にディスプレイされるようになり、英会話学校などに通う人たちがパーティーだと言って盛り上がるようになった。カボチャのランタンやハロウィンカラー(橙・紫)も浸透してきた。

 

私が若者ではなくなった頃、夜の渋谷行き地下鉄にフランケンシュタイン🧟が乗ってきたことがあった。

メイド、魔女、キャラクター、皆、渋谷に集まっていたのだ🥷👩‍⚕️🧙🧛

 

テレビで報道されるようになると、ますます人は集まり、10月最後の週末は真夜中まで警備のヘリコプターの音が上空から響いてくるようになった。

 

昨年、たまたま渋谷に行くことになってしまった。

まだ薄明るいうちに帰れたので、バスの上から仮装した人たちの写真でも撮ってブログにアップしよう❣️

な〜んて呑気なことを考えてバス停に行ってみると、バスは一台もいなかった。

ハロウィン前後の期間は運休または折り返し運転になってしまうとのことだった。

 

買ってしまった生鮮食料品を大量に抱え、重い荷物を引きずって地下鉄に乗った💦

(渋谷に、安い八百屋さんがあるのです😅

後でニュースで知ったが、京王線の放火犯とすれ違っていたらしかった😰

 

毎年何らかの事件が起きてしまう、魔女とオバケのお祭り。

漫画「ピーナッツ」によると、子供たちが仮装をして近所を回るような、可愛いイベントだったはず。

 

仮装して繁華街に集まって路上飲みして騒ぐイベントに、誰がしちゃったんだろ?