先日、ある方とお食事をご一緒したとき🍱
私より一回りくらい年上だろうか、ある薬を服用するようになってから、食事を食べると鼻水がよく出るようになって…とおっしゃっていた🤧
それまでは熱いものを食べたときくらいだったのに、フツーの食事でも出るようになった。薬の副作用ではないかと医師や薬剤師に相談したが、そんな副作用はない、年のせいでしょう…で片付けられてしまったと。
私がいい加減な意見を言うのではない…との裏付け(?)に学歴を明かしたが、ほとんど(以前にブログに書いたように)父の介護で得た知見を述べさせてもらった。
副作用ということは十分に考えられる。
でも、それが「添付文書」に載っているものでないと、医師や薬剤師には副作用と認識されない。
添付文書には、臨床試験のとき被験者に主に現れた副作用が記載されているが、世界中の人すべてに対して臨床試験が行われるわけではない。
なのでごく稀な副作用や、副作用なのか分からない生理反応(食事をすると鼻水が出るなど)は無視される。
父も、目薬をつけるようになってから目に不快感が現れたが、「そんなはずはない」と言われた。副作用よりもそう言われたことが不快だったようだ。
でも、医師や薬剤師としては、そう言うしかないのである。
さらに医師は、薬の効果を強調したがる。
悪く言えば、副作用に目を瞑りたがる “傾向がある”。
新型コロナワクチン💉が始まった当初、医師ライセンスを持つ友人は、私からするとノーテンキなほどにその効果に酔っていたが、薬の悪い側面(副作用)に重きを置くべき教育を受けた私は最後まで懐疑的だった…とブログに書いたか書かなかったか。。
しかし私が一番いけないと思うのは、何から何まで「年のせい」にしてしまうことだ。
確かに高齢になるにつれ、体力は低下し、代謝機能や循環機能、消化機能なども落ち、薬に対する反応は上がったり、下がったり。他に飲んでいる薬との相互作用もあるし、個人差も大きくなる。
検査値も、たとえ健康体でも、基準値から逸脱しがちになる。
なので医師は、説明のつかない現象も「年だから」と言いたくなるのだろう。
でも、これって失礼ではないか!?
年のせい…と思っていたら新たな病気の兆候だったということもあるかもしれない🤔
その言葉を使うなら、「(加齢で)腎機能が落ちて、排泄が遅れるので」「胃の防御因子が減っているので副作用が強く出るかも」などと、きちんと説明してほしい。
そして患者である私たちは、自分から年齢を理由にしないことだ。
「年ですかねぇ?」などというと、説明に行き詰まった医師に悪い模範解答を与えるようなもの。
そして、ご家族がそう言われたときは、本当に年のせいなのかを疑ってみること。そして患者に寄り添ってください。
年をとって別人になる…ということは絶対ないのですから。
今回は珍しく(?)シリアスでした😛