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「ラスト・ソング」のその後

オーバーツーリズム

翻訳を始めてから、街歩きが大きな息抜きとなった😮‍💨

展覧会を見たり、季節がよければ公園を彷徨い、ときに銀座や築地でお昼を食べてウインドウ・ショッピング🛍️

 

私が翻訳を始めた頃の銀座はまだ日本人街で、着飾ったおばちゃん団体の声があちこちに響いていた。

 

築地場外市場については以前に書いたとおり🐟

豊洲移転前は、朝の競りに来た人たちが昼食を食べたり必需品を買ったりするための商店街で、珍しい調理器具や食材などが勢揃いしていた。

 

しかし、たった20年の間にこれらの街は外国人観光客の街に様変わりしてしまった😥

 

10年くらい前だろうか、銀座のデパートが真っ赤な服飾雑貨だらけだったことがあった。

「今年は赤が流行るんだろうか🙄」と思って、気がついた。

もうすぐ中国の〇〇節とかで、大挙して押し寄せる買い物客を招き入れるためのディスプレイだったのだ🌶️🍅🍷

 

築地場外市場も、場内市場が豊洲に移転した今、外国人観光客のための常設縁日のようになってしまった。

 

ラーメン屋もそば屋も姿を消し、メガ盛りちらし寿司の派手な看板が立ち並び、卵焼きやスイーツ串刺しや、(日本人は買わないであろう)陶器やTシャツ、寿司を模ったキーホルダーが客を惹きつけている。

 

今日の日本経済は外国人観光客のおかげで潤っているのだから、ウェルカムだ💰

だけど彼らの好みに合わせて街や店を塗り替えてしまうのは…、う〜ん🙄

 

コロナ禍で外国人観光客が来なくなったとき、浅草やら鎌倉やらを徘徊した。

混雑はしていたが日本人がほとんどで、なんとなく安心感があった。お食事処はどこも長い列。仕方なくフツーのラーメンを食べてきた🍜

 

が、お土産屋さんでは閑古鳥が鳴いていた💧

店先にあるのは外国人向けのグッズばかりで、日本人の興味を引くようなものが殆どなかったのだ。「外国人から見た和柄」のグッズとか、意味不明な漢字の書かれたTシャツとか。

 

同じ商品でも、もうちょっと「粋」な柄だったら…😥

Tシャツに書かれた文字が、もうちょっとオシャレだったら…😅 

ま…、おかげで無駄遣いをせずに済んだわ😄

 

今はチープなものでも喜んで “くれる” 外国人観光客。

でも、日本人にも「🧡」と思われるような商品を置かなければ、彼らもいつかはそっぽを向く…よね、きっと🤔