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「ラスト・ソング」のその後

体力は気力で補え!

さて、我が家の祖父母の血をひく者たちは揃いも揃って「筋力」がちょっと物足りない。おまけに加齢とともに筋肉量は激減する。父は骨量があったが、女性陣は骨も減る。晩年の祖母は体重30キロ台。現在、いとこと叔母は30キロに満たない。

だけど、皆、気力は凄い。

 

この「気」とは何だろう? 

「気」を病むと病気になるらしい。病気になっても「気」が健全であれば回復の見込みが高くなると”言われる”。

 

そこで首を突っ込んでみたのが「西野式呼吸法」だった。

由美かおるさんの美と若さの秘訣として、一時、カルチャースクールでは空き待ちが年単位に及んだらしい。大学の公開講座だとすんなり入れたので、10回ほど受けてみた。

 

まず紹介されたのが、西野皓三氏が「気」で何人もの人をなぎ倒すビデオだった。

続いて、気を高めるための運動をした。15年ほど前なので忘れてしまったところが多いけれど、体を捻ったり、何かの動作をしながら部屋の中を歩き回ったりしたけれど、そう簡単に「気」を体感するのは無理な話だった。

 

実際「気」を感じることのできる人など、そうそういないと思う。

でも、実体験から「気」の存在を信じる人は多い。私もその一人だ。

病気が重症化し、医学的には生存不可能と思われた人でも、「気」で生きていると言われる人も多い。

 

「気」とは何か?「気」はAIにもあるのか?「気」は動物にもあるのか?

「気」の実態は分からないけれど、「気」の強さは遺伝するようで、祖母の子孫たち(私も?)は並々ならぬ「気力」を持っていて、体力のなさを気力で補っているんじゃないかと思う。まあ、本当に疲れて体力が無くなっている(と思われる)ときは気力も起きないので、気力も体力の一部になるのかもしれないけれど。

 

父も祖母も、おそらく誰もが晩年は気力を振り絞って生きていたのだろう。