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「ラスト・ソング」のその後

植物薬物語🌿

 カミツレっていうお花のお茶があって、眠れないときにいいんだって」

私が中学〜高校生くらいの頃、ワクワクした声で母が私に囁いた。

 

前にも書いたけれど、私は赤ん坊の頃から寝つきが悪い。

まだ「ハーブティー」という言葉もなかった時代、婦人雑誌だかテレビだかで情報を仕入れたのだろう。

 

数日後、母は嬉々としてカミツレを入手してきた。

さっそく2人で飲んだ。ちょっとガッカリ😮‍💨

期待が大きすぎたのだ。味も、効果も。

 

カミツレはミルクで煮出してハチミツを加えると美味しいと言うことを最近知った😄

 

蚊に愛され、悩まされていた母がある日、「蚊連草」という植物を買ってきた。

置いておくだけで蚊が来なくなるという。なんと、本当だった🤗

母は喜び勇んで、鉢をたくさん、あちこちに置いた。

植物は冬を越して大きく育ったが翌年、効果は無くなっていた。

マイルドな香りに、蚊のほうも慣れてしまったのだろう。

 

太古の昔から人間や動物たちは具合が悪くなると、本能的に、または先祖から伝えられて「薬草」や鉱物、動物の一部を食したり利用したりしてきた。

 

その中で作用の強いものは「医薬品」となった。

それ以外のものは「民間薬」または「健康食品」として使われているが、これらと「医薬品」の差は効き目の強さだけとは限らない。

 

コーヒーのように、成分が医薬品(カフェイン、テオフィリン)やトクホ(クロロゲン酸)になっているのに、自分自身は「食品」でしかないものもある。

(コーヒー飲むのに「処方箋」が必要だったら医療現場が逼迫します😄

ブログ冒頭のカミツレは、諸外国では医薬品なのに、日本では「お茶(食品)」でしかない💧

 

日本では医薬品とそれ以外はしっかり線引きされているが、イギリスなどでは文字通り肩を並べて売られている。「医薬品と民間療法のマリアージュ」みたいな商品もたくさんあった。コロナを期に、また新たな発想の「医薬品」がいっぱい棚に並んでいることだろう(あ〜、爆買いに行きたいなぁ(笑))

 

さてさて、今「推し」のハーブは「エキナセア🌿

菊の一種で、欧米では免疫力を高めるのによく使われているそうだ🦠

これをミントやレモングラスなどと一緒にお茶として飲む。

またはウォッカや焼酎に2週間ほどつけたものをオンザロックやお湯割りで🥃

 

エキナセアのお茶。葉っぱは左から、エキナセアレモングラス、ペパーミント。》

 

エキナセアカミツレウォッカに漬けたもの。レモネードと炭酸で割ると美味🍹

 

本当に具合が悪いときは医者に診てもらって「医薬品」を服用してください🙇‍♀️

でも喉がイガイガするときはユーカリやミントのオイルを垂らして蒸気浴をしてみたり、熱がなかなか下がらなかったら、解熱剤の他に発汗を促す成分やビタミンCを含むハーブティーを飲んで植物の「力を借りる」のもアリと思う。

 

今流行のウイルスは血管壁がお好きなようで、特に老化した血管で増えるという。

ハーブには抗酸化作用があって血管を若く保つものも多いので、日頃からそういうハーブティーを飲んでおくのもいいかも🤗

 

今は情報があふれているので、自分の症状、服用中の薬などと照らし合わせて(飲み合わせの悪いものや妊娠中などはNGのものもあるので)選んでみてください。

 

私が無事、第7波を乗り切ったら、そのときはエキナセアに手を合わせましょう🙏

 

参考HP: https://www.medicalherb.or.jp/archives/3018