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「ラスト・ソング」のその後

TVG📺

私と気の合う人には、「私、テレビっ子で…」と言う人が多い。

「子ぉ?、私の前には “おば(じ)さん” しかいませんけど⁉︎」と言いたくなるが、まあそこは😅

 

40代の頃仲の良かった「呑み友🍻」は、会社を辞めて家内制手工業を営んでいたが、仕事の間テレビを付けっぱなしにしていたらテレビが5年で壊れちゃった…と言っていた。

仕事中「つけっぱ」の人は結構多い。私も、ときどき。

 

父も、私も、そして祖母も、「テレビっ子」だった🥰

祖母はよく大音量でテレビを付けたまま眠っていた😴

 

父も、何をするときでもテレビを「つけっぱ」だった。

新聞を読むときも、絵を描くときも、ハーモニカを吹く間も🎶

 

テレビをつけながらハーモニカを吹くのって一体…と思っていたが、私もテレビをつけたまま笛を吹く。

管楽器の場合は、ずうっと吹いていると酸欠になるので、テレビをつけることでリラックスして長時間練習ができる…のだ。ただし音楽番組は脳が混乱するので🙅

 

父が白内障の追加手術で入院した時のこと。

急な入院だったので大部屋に空きがなく、2人部屋となった。度重なる入院で父も気分的に落ち込んでいたと思う。

「今晩はドリフターズがあるんだよ」見舞いに行った私に、父は嬉しそうに言った。

 

翌日、「見た?」と聞くと、

大声で笑ってしまって、隣のベッドの人に「静かにしてください」と言われちゃって…と、がっかりした声で言っていた💧

…一緒に見て、笑ってくれればいいのにね…。

 

昭和の批評家は「テレビは家族団欒の時間を奪う」みたいに言っていたが、父と私が二人の生活を始めたとき、同じ番組を見ることが距離を縮めてくれた😉

ドリフもそうだけど、「伊東家の食卓」とか朝ドラ、そして大河ドラマ篤姫」。

 

「ラストソング」にも書いた通り、「伊東家の食卓」を見て父が作ってくれたおかずが、父と私を繋げてくれた。

篤姫」は、私が初回から最終回まで見た唯一の大河ドラマだった。今、再放送を見てみると、場面場面で父がため息混じりにもらした言葉が思い出されて…🤔

…うん、やっぱり「篤姫」は名作です。

 

近年、面白い番組は減少傾向。

多様性を叫ぶいっぽうで視聴率が気になるのか、制作費用の制限があるのか、番組は横並び。

映画も同じようなものばかり。

お昼の人生相談も、クイズ番組も、霊視も怪現象の再現映像も(とっくに)なくなった🥲

 

視聴料など安くしなくとも、有料チャンネルを新たに契約するより、既存の局が面白くなってくれた方が民主的で安上がりではないか🙄

 

災害避難時でも、感染症流行下でも、テレビが面白ければ苦境をしばし忘れることができる。

入院…までいかずとも体調不良のときは、テレビをぼーっと見ているのがイチバン☝️

今も、テレビを聴きながらこのブログを書いている。

 

テレビが楽しい〜🧡時代が、またきますように😊

全国の「テレビっ子」…いや、TVB (テレビばばぁ)、TVG (テレビじじぃ) の願いです。

おいしいごはん

新年会のビンゴ大会で「魚沼産コシヒカリ」が当たったことがあった🎊

バブルは弾けたものの、今よりずっと景気がよかった頃の話。

 

まだ母も健在だった。

早速、炊いて、一家でワクワク🍚🍚🍚

…しかし、いつものご飯と全く味が変わらなかった💧

 

それと前後する頃。

夏の気温が低くてお米が足りなくなったことがあった。

(この話はあまり大きな声でしてしまうと、年寄りがバレるので要注意です。)

昼休み、買ってきたお弁当の蓋を開けた瞬間、美味しくなさそう〜な匂いがしたことがあった。

美味しくないのは分かる…のだ💦

 

以来、我が家のお米は、高すぎず安すぎず…でもなるべく安く…って感じか。

 

私は物心着く頃から、朝はパン食。給食もパンだった🍞

父もパン食派で、入院して食事が選べるときはパン食を選んでいた🐼

 

我が家の近所には何故か、新進気鋭のベーカリー🥯やパティスリー🥐が次から次へと参入してくる。

決して安くはないが、一度はご挨拶に行く💸

値段を念頭に置いて食すると、特に美味である🥰

 

ということで小麦粉の味を見極める舌は育ったが、お米の味はわからないまま年をとってしまった…と思っていた。

 

コロナ禍、美味しいと評判の小さなレストランがテイクアウトを始めたので、ハンバーグ弁当を買ってみた。

 

美味しかった〜😂

ハンバーグはもちろん。でも何よりご飯が❣️

ほわっと良い香りがして、噛むごとに甘かった。

私にもご飯の味がわかる…という発見は、コロナの嬉しい副産物となった🤭

 

先日、究極のミニマム生活に切り替えた、「あの」アフロヘアーの元新聞記者さんのエッセイを読んだ📕

彼女は、親しみやすい言葉で、美味しいご飯を食べる幸せを説いてくれた。

コロナ禍の、あのご飯の味を思い出した。

 

パンと相性がいいのは砂糖やトランス脂肪酸をたっぷり含むおかずだったりするが、ご飯と相性がいいのは発酵食品やオメガ脂肪酸をたっぷり含む青魚だったりする。

 

食後の飲み物も、善悪諸説あるコーヒーや紅茶に対し、日本茶ポリフェノール豊富で間違いなく身体に良い🍵

エピガロカテキンガレート(今話題の “EGCG”)には腫瘍細胞を死滅させる効果が証明されている😇

 

何より日本人は長年、お米を常食としてきた。

小麦粉・乳製品が出回っているのは戦後ほんの70年くらい。

日本人はお米を利用しやすい身体になっているのだ。消化器の構造も消化酵素も。

小麦粉・乳製品アレルギーは多いが、お米やそれに合う食品のアレルギーの人は見たことがない。

 

美味しいお米に、プラス胡麻とか海苔とか納豆などを常備しておけば、富士山が噴火しても、感染症が流行っても、とりあえず安心🌋

漬け物や生卵があれば、ごちそうになる🥚

今流行りのおにぎりを作っても🍙

 

さて、そろそろ炊飯器のスイッチを入れなきゃ🤗

フレンチ🇫🇷ミステリ

TV「アストリッドとラファエル」第4シーズンの放送が終わった。

 

「アストリッド…」は、フランス発のミステリードラマ🎭

グラマーで行動的なラファエルと発達障害を抱えるアストリッドが次々と難問を解決する。

 

貫地谷しほりさんの吹き替えも見事だったが、私は吹き替えや字幕が見事だとなおさら原語でも見たくなるタイプなの😄

最後の2回は本放送を見た後、NHKプラスでフランス語バージョン(日本語字幕付き)も見てしまった。

 

トリックは(特に第4シーズンは)、失礼ながら、大したことない。

「アストリッド…」に限らず、最近のミステリー(特にドラマ)の殺人方法は、あり得ないようになっている💉

…だからって、試してみないでくださいね😜

 

私が面白いと感じたのは、警察官たちの私生活ドラマだった。

特に、自閉症のアストリッドのドラマに感情移入してしまった😊

 

発達障害などのマイノリティをドラマで描くのは難しい。

ひとつ間違えば、面白半分に解釈されかねない。

が、アストリッド役の女優さんの熱演もあって、発達障害は個性だと思えるようになった。

 

発達障害という概念が一般化したのは、ここ20年くらいだろうか。

明らかにそう、という人に遭遇したときは狼狽えたが、思い返すと「それっぽい」人は私の周りにたくさんいる(自分も含めて)😅

「発達」「障害」という言葉も多くの誤解を生んでいる。

 

マイノリティは全人口に占める割合がとっても低いからマイノリティなのであって、例えば「ノーマル」と比率が逆転したら、つまり世界人口の90%以上を自閉症の人が占めたなら、現在「ノーマル」と呼ばれている人たちはマイノリティとなる。

 

しかも自閉症の人たちの世界観には、実は正当性・合理性があることがドラマから分かる。フツーと思っている人たちの世界の方が、理に叶わないことに溢れている。

比率が逆転したら、現在のノーマルの人たちは理解不可能な存在になること、間違いない。

 

アストリッドの世界は静かで(音に過敏なため)、生活は極めて規則的だ(予定外の行動を嫌うため)。服装や髪型も第1シーズンから変わらない(でもそれがとっても似合っていてオシャレに見える)。ボンジュールとオルボワールは必ず言うし、言葉遣いも丁寧。

 

おそらくそんなアストリッドを描いていたフランス人制作者は、侘び寂びのある端正な日本文化に共通するものを見出したのかもしれない。アストリッドは日本食を好み、日本人のカレシができ、正座をしてカレシと碁を打つ。最終話では、ラファエルのために「ベントー」と箸を用意する🍱🥢

 

視聴していなかった方、たいくつなお話ですいません。

第5シーズンがあったら是非…と言いたいところだが、最終話の終わり方から、おしまい🔚…のメッセージを「私は」感じてしまった💧

いやいや、ああいう皮肉っぽい終わり方がフランス流なのだろうか?

 

オルボワール、アストリッド😘