私の幼少期〜青春時代はアイドル歌手の全盛期で、いわゆるゴールデンタイムには毎日のように歌謡番組が放映されていた📺
祖父が亡くなってからは祖母も一緒に夕食を食べていたので、祖母も一緒に歌謡番組を見るハメになった🎤
当時の歌手には歌が上手ではない人が多く、それらを祖母はバッサリと「斬った」。
曰く「〇〇は音程がなってない」「ほら、いま音がはずれた」「下手くそだねぇ〜」etc。
私にも〇〇が下手なのくらいは分かったが、音程が外れた云々までは分からなかった😳
祖母は音感の遺伝子を持っていたのだと思う♬
しかし目の前で祖母が「下手くそ」と貶した歌手を「好き😍」などと言うことはできず、私は地味〜な演歌歌手のファンであるフリをした。
しかし、歌は上手かったが顔のまずかった演歌歌手のファンだという私の審美眼を、母は心配した🙁
そんな祖母の音感遺伝子を発現させたのは、彼女の次女ではないかと思う。
次女は小学生のとき童謡歌手にスカウトされ、ビクターからレコードを何枚か出した🐕
そのレッスンや録音に付き添うことにより、弱冠二十代だった祖母の音感も引き出されたのではないかと、私は推測している。
しばしの間、大家族の喧騒や家事から離れて音楽に浸ることができ、祖母にとって神様からプレゼントされたような時間だったのではないだろうか。
そして、レッスンで娘が指摘されたところを次回まで家で練習させるため、祖母も必死で耳を研ぎ澄ませていたのではないだろうか。
その後、祖父が小唄を始めたときも、祖母はいつも傍で耳を傾け、ときに手で拍子をとったり、口ずさんだりしていた。
私に小唄の良し悪しは分からないが、祖父の唄も決して下手ではなかったと思う。
つまり、祖父祖母ともに優秀な音楽脳を持っていた…というのは自惚れではない😜
ちなみに祖父のお気に入りの歌手は、ちあきなおみだった🥰
さて、祖母の家系については以前に言及したが🍶、祖父の家系には、ご存知の通り日本舞踊の名手がいる。
数年前に文化功労者として表彰され、昨年他界された。
我が家と双子のように並んで立つお墓は、彼がお父様から引き継がれたものであるが、20年ほど前になろうか、彼の弟さん(やはり舞踏家)が亡くなられたときに弟さんに譲られて、彼自身は同じ墓地の、我が家のお墓から見てほぼ「三丁目」にあたる場所に新たにお墓を買われた。
彼の生前、そして現在もパソコンのデータに入っているのか、公演のお知らせが毎年(機械的に)送られてくる。
彼の家には、父も幼い頃、祖母と一緒に訪れたことがあると言うが、残念なことに続柄は誰も知らない💧
彼の、宗家のHPを見ても、我が家のことには言及されていない(ちぇっ…😒)
ただ一つ、宗家の家系図には我が家と同じ苗字が出没するということだけ。
(この世界では養子縁組も多く行われていたので、血が繋がっていない可能性も高い。)
さらに下町のほうに行くと、我が家と同じ苗字を持つ人たちがお囃子などを生業としているらしい。
魚屋が舞踊を始めたのか、舞踊家が魚屋を始めたのか💃
前者のほうが妥当性があるような気がするのだが、真相はこの先も分からないままだろう🐟
誰か有名になって、NHKの「あの番組」に調べてもらいましょう❣️