グレープフルーツの売り上げが落ちている…と言うのはちょっと前の話だけど、以来、売れるようになったと言う話も聞いていないので、今も売れていないんだろう💧
グレープフルーツが果物屋の店先に登場したのは、今から半世紀くらい前になろうか。。。
先の折れ曲がった果物ナイフと、先がギザギザしたスプーンと、フロストシュガーがセットで売り出された。
半分にカットした果実に、先折れナイフを差し込んで皮との間を切り、フロストシュガーをたっぷりかけて、先ギザスプーンで果肉を掬って食べた。
まだその頃のグレープフルーツは酸っぱくて、お砂糖の力を借りないと(子供には)食べられなかった。
それまでの日本の柑橘類にはない、シャープな香りと、ビターなテイストが印象的だった。
でもおそらくその頃は1ドル=360円だろうから、高級フルーツ的存在だったのだろう。
円が高くなるにつれて、グレープフルーツは身近になった。
甘味も強くなり、美味しいルビー種が登場し、フツーの柑橘類のように四分割して薄皮を剥いて食べられるようになった。
フロストシュガーはいつの間にか姿を消していた。
グレープフルーツは、バナナと並んでスーパーマーケットのスターにのし上がった(大袈裟?)
が、デコポンやら “せとか” やらの登場により、存在感は薄れていった。私は日向夏も好き🧡
皮を剥く手間を考えるとデコポン等の方が簡単だし、何より甘くて美味しい。
グレープフルーツが売れなくなったのには、悪い噂のせいもあるかもしれない。
血圧降下薬の作用を増強するという。
これは残念ながら本当で(ジュースも不可💧)、高齢化とともに降圧薬を飲む人が増えれば、自然と敬遠されるだろう。
😶ちなみに、どの降圧薬でも作用が増強されるわけでもなく、またグレープフルーツ単独では血圧は下がりません。
希少価値もなくなった🤔
今やグレープフルーツは、一年中スーパーの棚にある。
スイカやイチゴが出回り始めると私たちは季節を感じ、旬になるとせっせと食べる。季節の食べ物は美味しいし身体に良い🍉
でも、グレープフルーツだけでなく🍌や🍎も(本来は旬や食べ頃があったのに)いつもそこにあるので、敢えて今日食べようと思わない…のは私だけ⁉️
花粉症を増悪するという噂もあったが、これは都市伝説だったようだ。
またグレープフルーツの香りにはダイエット効果があるらしい。これはある程度本当らしい。
グレープフルーツの香りを身につけた女性は、年齢より6歳ほど若く見える…という実験結果もある(ただし男性の場合は年相応にしか見られないらしい)。
私は3年くらい前から、夏になるとグレープフルーツの香りのシャンプーを愛用している。
蒸し暑い季節に頭だけでもスッキリしたいからだけど、これを使っている人が皆6歳ずつ若く見えたら……凄いぞ‼️
オマケ:ちなみにグレープフルーツの苦味は夏に弱る心(いわゆる五臓六腑の “シン”)に良く、バナナは身体を冷やすので、これからの季節にオススメの果物です😉