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「ラスト・ソング」のその後

老化と睡眠力

前にも書いた通り、私は幼少時から寝つきが悪い🙄

父はというと、コロリと寝つき、ぐっすり眠るタチだった😴

ここだけ遺伝しなかったんだとずっと思っていた。

 

しかしそうではなかったらしい。

 

父が生まれ育った家では、朝が早かった。

家には番頭さんやら女中さんやら、たくさんの使用人たちが同居していたらしい。

4時か5時には騒然とし、朝食もおそらく早かった。早起きしないと食いっぱぐれてしまったのかもしれない。

 

いっぽう私は、朝寝のしほうだい💤

母が午前中に掃除、洗濯などの家事をこなすには、私が眠っている方が都合が良かったようだ。ゆっくり寝ても、朝食はちゃんと食べられたし。

ということで幼稚園に入るまで、私の朝は遅かった。

 

父とは体内時計に46時間ほどの時差があったと思われる。

が、睡眠パターンには共通するものがあった。そしておそらく巷の人たちとも大きく変わりはない。

 

尿検査を担当していたとき、「朝一番のおしっこを採ってきてください」と容器を渡したら、「夜中にしょっちゅう起きるんですけど(なんでも50回起きると言っていたが真偽のほどは?)、いつが朝一番でしょう?」と聞かれ、返答に困ったことがあった。

程度の差はあれ、誰もが経験することらしい。

 

父は晩年になっても寝つきは良かったが、ひと眠りすると目が覚めるようになった。

加齢とともに前立腺が肥大し、膀胱が硬化し、尿意も頻繁になって熟睡できず、スリーピング・ピル=睡眠薬を処方してもらうようになった💊

 

普通に処方される睡眠薬は、効き目が穏やかで短時間で切れるような成分が使われている。強い薬は身体に負担になるし、睡眠中に火事などが起こったときに命を落としかねないからだ。

 

よくミステリー/サスペンスドラマなどで、1錠「盛られて」長時間眠らされて、その間に悪さをされるみたいな場面があるが、普通に処方される薬ではあのようなことは絶対に起こらない。

 

普通にもらう薬は、効き目が穏やかで短時間であるため、やはりトイレ🚽には起きてしまう。

これが、危険⚠️

 

ただでさえ足元がおぼつかない高齢者。睡眠薬の効き目が残っていてふらつき、転倒することも珍しくない。

高血圧の薬や前立腺の薬はそれだけでもふらつくことがあるので、一緒に飲むと極めて危険だ(横になってもふらふらする人もいた)。

そのような薬でなくとも、代謝経路を共有している薬を飲んでいると代謝が遅くなり体に残る。

たとえ他の薬を飲んでいなくとも、肝機能、腎機能が落ち、薬の代謝は遅くなる。

 

私も、父の睡眠薬には十分に目を配った。

新しい薬が処方されると、半分にできる薬の場合は半分に分割した。

《注意:分割する場合は必ず薬剤師に相談してください。分割してはいけない薬もあります❗️

 

バレリアンという植物の根っこのスリーピング・ピルや、体内時計に作用する薬というのも試してみたが、マイルド過ぎて効き目が実感できなかったようだ。

 

私も父同様、寝つきは悪くないが、夏場は特にエアコンが切れるのと一緒に目が覚める。

前立腺は持っていないのでトイレに行く必要はないが、でも目が覚めると「行っとこうかな」と思う。

さらに、今晩はよく寝ておきたいというときに限って眠れない💦

 

そんなときの「奥の手」はアレルギーの薬だ。

薬局で「睡眠のための薬」として売られているものと成分は同じ。乗り物酔いの薬や風邪薬にも一部、同じ成分が入っている。

ただし弱いながらも習慣性があり、身体に負担になるので、普段はもっぱらハーブティー🌿

 

上記バレリアンやパッションフラワー(パッションフルーツではないです)のハーブティーが効くとされているが、これらは美味しくないので、リンデンフラワーやカモミールなどを適宜混ぜて飲む🍵

《パッションフラワーとカモミール

バレリアン(セイヨウカノコソウ)は、根を使用。》

 

🚨処方された睡眠薬を飲む場合も、アレルギー薬や風邪薬などを飲む場合も、 ハーブティーを飲む場合でも、お酒は同時に体内に入らないようにしてください(ハーブティーも、気のせいやおまじないで効くわけではないので)。

お酒はそもそも、良質の睡眠の妨げになります。

 

寝る子は育つ。

大人の場合、寝られる人ほど元気で長生きのように思えるのだけど、気のせいだろうか?

そんなこと考えていると、また眠れなくなっっちゃう😳