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「ラスト・ソング」のその後

雨ニモマケズ

この辺りには欧米人が多く住んでいる。

コロナ流行当初は頑としてマスクをしなかったけれど、最近しっかり付けている姿を見るにつけ「郷に入りては郷に従え」という言葉を思い出す。

どこの国だか知らないけれど、お国の仲間たちはもうマスクなしで生活しているというのに、日本に住んでいるばっかりに大変ねぇと心の中で語りかける。

 

ここら辺に住んでいると、外国に行かずとも、好みひいては文化の違いをチラ見することができる。

 

例えば、外国人は外気好きだ。

ベランダを見れば、日本人が住んでいるのか西洋人が住んでいるのか、概ね分かる。

洗濯物を干し、洗濯物の出し入れしかベランダに出てこないのが日本人。

いっぽう西洋人は、日本人ほど干さない(どこに干しているのだろう?)

そしてベランダにテーブルと椅子を置き、実際にそこで一定時間を過ごす。

雨ニモマケズ、風ニモマケズ、日照リニモ近所ノ視線ニモマケズ

 

狭〜いベランダにガタイのデカい外国人が4人も集って、しょっちゅうブランチやらアフタヌーンティーやら催しているのを見ると、いつかベランダごと落下するのではないかと💦

おそらく日本のベランダは、せいぜい2人が短時間滞在する程度の想定しかされてないと思うのよ😅

 

路上飲みも好きだ🍷

コロナのずっと前から、ここら辺では西洋人による「路上飲み」が横行いや、流行していた。

駅前の酒屋では毎週火曜日の夜に、公園前のカフェでは平日の午前中、アメリカ人らしき人たちが群れをなして、ワインやコーヒーを立ち飲みしていた。

 

日本人は大抵持ち帰るか、少なくとも腰掛けられる場所を探す。

コロナ前、酒屋さんの前に外国人がたむろして騒いでいる様子は異様(迷惑)ですらあった。

 

外国人に日本語を教えていた、近所の友人が言っていた。

「日本人の生活がいくら西洋化しても、バスローブを着てる人っていないよね」

これは一人ひとりに尋ねてみないと分からないが、ドラマや映画を見ても、日本人がバスローブをまとっているシーンは滅多にない。

 

私が子供の頃、いっときバスローブが出回って、父も浴衣代わりに着ていたことがあった。思い出しても笑っちゃうほど、似合っていなかった😆

今の日本でバスローブ姿を見かけるのは、舞台の楽屋くらいじゃないだろうか。

 

ベランダのテーブルセットも、カフェのテラス席も、バスローブも、好奇心旺盛な日本人は一応真似してみる。なんとなくカッコいいし✌️

でも長続きしないのは、日本人の「性に合っていない」からだと思う。

😷が彼らの「性に合っていない」のと同じように。

 

同じ民族の人たちが「性に合う」ことを積み重ね、「性に合わない」ことを除外して築き上げられたのが、伝統や文化ってことではないだろうか???