遺伝子の影響が強く出るのは若いときでしょうか?歳を取ってからでしょうか?
ずうっと前になるけれど、テレビだかラジオだかでこういう質問をしていた。
回答者曰く「若いときじゃないですか?」私もそう思った。
が、答えは「歳を取ってからの方が遺伝子の影響が強く出る」ということだった😳
どういう文脈だったか(生物学的OR人類学的?)、どういう理由だったか、そういう大切なことは全て忘れてしまったが、答えだけ覚えているのはやはり衝撃(ショック)が強かったからだと思う。
確かに、年とともに誰もが口にするようになる。
「あーやだやだ、最近似てきちゃったみたい」
…というわけで、私この度、登山デビューしました❣️
「ラスト・ソング」に書いた通り、父は山好きで、若い頃、週末は山ばかり行っていた。
そんな父に対する反感もあるのだろうか、私は山登りなどやりたいと思ったこともなかった。
が、父が亡くなって5年、コロナで自由に旅行ができなかったり、アウトドアに触れる機会が増えたり…ふと、山に行ってみようかと思った。
父の背中を見ていたので、何を揃えればいいのか、当日はどうすればいいか、自ずとわかった。帰ってきて飲めるよう、ビールを冷やすのも忘れなかった。
さすがにデビュー戦は、ちょっとお高かったけれどガイド付きツアーを申し込んだ。
ボランティアガイドのおばちゃんは私より明らかに年上だったが、足捌きが軽かった。
植物を見ただけで名前が出てくる。鳥の鳴き声から種類もわかる。彼女の説明に耳を傾けていると、自然の一員になったようでとても楽しかった。
なるほどこれが父を魅惑して離さなかった「自然」というものか。
在来線に小1時間乗っただけで、こんな清々しい自然を味わえるのか。
一回くらい、父と一緒に登ってもよかったカモ🦆
先日のトロピカル・ナイト。暑さで目が覚めて「ラジオ深夜便」のスイッチを入れたら、親子で登山した思い出を語られたお便りが沢山紹介されていた。
父も私と一緒に山に行きたさそうではあったが、ずうっと聞こえないフリをしていた。
仕方ないじゃん…。
そこで「ハイ、ご一緒しましょう、お父様」と言うような素直さがないのも、遺伝なんだから😅