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「ラスト・ソング」のその後

ファクターX

「ブーン」とものすごい音が聞こえてきて、驚いて見ると西洋の方が鼻をかんでいた…という経験はないだろうか?

コロナ前、私がよく訪れた国では、子供も大人も、男も女も、立派な身なりをしたレディーズ&ジェントルメンも、音をたてて鼻をかむ。
さらに驚くことに、彼らはポケットから丸めたハンカチを取り出して鼻をかみ、何食わぬ顔でそのハンカチをまたしまう。おそらく1日、ひょっとしたら数日、そのハンカチを使い続けるのであろう。

感染者の鼻汁には、ものすごく大量のウイルスが存在すると考えられる。
それから先は、あまり想像したくない。。
今でも彼らはそうしているのだろうか。。。

以前にも、台所で手拭きと食器拭きを分けない西洋人の話を書いた。
手が "完璧に" 洗われていれば問題がないが。。。

一世紀ほど前のヨーロッパでは、入浴は健康に有害とされていたと聞く。今ではそれはないだろうけれど、路上生活者も入浴する日本とは、衛生概念が大分違うように思う。

トイレに駆け込んだものの、どうしても腰掛けることができずに我慢したことも、一度や二度ではない。

まともな海外経験のない私でも、いろいろ思い浮かぶのだから、経験豊富な人には思い当たる節も多いことだろう。
…いや、かえって経験が長いと気にならなくなるかもしれない。

もちろん欧米人にもいろいろいるし、日本人にもいろいろいる。

その一方で、私の見ていない部分もある。お風呂やトイレの使い方、掃除の仕方等々。

家屋の構造も違う。日本の(そしておそらく亜熱帯~熱帯の)伝統的家屋では2カ所の窓を開ければ風が通るようにできている。が、北方の伝統的家屋では,家中の窓を開けても風が通らない…と聞いたことがある。

アジア人では新型コロナウイルス感染症の重症率が低いことから、ファクターXというものが提唱され、その解明がすすんでいる。
ある遺伝子がそうではないか…と言われているが、本当にそうだろうか?

アジア人特有の遺伝子が関わっている可能性は否めないが、案外、ファクターXは、生活習慣に潜んでいるのかもしれない。
マスクを義務づけても、ウイルスが大量に移動する経路があれば、重症者は増えるだろう。

日本のように、マスクを "義務づけられなくともなるべくつけている" 国と、"義務づけられていてもなるべくつけないようにしている" 国とでは、どちらが大量のウイルスをまき散らすであろうか。

小さなファクターXはたくさんあって、それが飛散の減少、ひいては日本人の重症率の低さにつながっているのかも?

しかし何故「ファクターX」?

おそらく提唱者の山中教授が「ドクターX 」のファンだから…ではないだろうか?