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「ラスト・ソング」のその後

ウイルスが光る薬?

クルーズ船も無事下船が終わった。乗客、乗員の方には本当、長い旅だったことだろう。

今も世界のあちこちでクルーズ船の旅を楽しんでいる方が…いるのだろうか?

 

さてウイルス劇場の舞台は、クルーズ船から地上へ。

議論の中心も科学から政治へ。

オリンピック、経済、支持率…政治家には思惑があるから問題は複雑になるばかりだ。

 

首相の自粛要請で、結婚式の実施に悩んでいるカップルをテレビで放送していた。

私が花嫁の母だったら、断固「やりなさい」と言うだろう。

が、そんなことを言ったら新郎の実家に最初から悪い印象を与えてしまう。強引な母と世間体に挟まれて新婦は悩みに悩む…って感じだろうか。娘がいなくてよかった(?)

 

日本人はとかく足並みを揃えたがる。出る杭は打たれる。

特に今回では、後になって感染者が出る可能性もあるから、慎重にならざるを得ない。

…結果、休業だらけになった。

本当に、その休業必要ですか?…と問いかけたくなるのも多い。

あっちこっちが休みになったおかげで、AEDダンススタジオにはスミレの花歌劇団の方が殺到し、なかなかの人口密度となった (°_°)

 

「致死率」だけから見ると、新型コロナウイルス肺炎は季節性インフルエンザよりちょっと多いにすぎない。抗インフルエンザ薬がなかったら、インフルエンザのほうが高かったかもしれない。

こうしている間もインフルエンザで何人かの人たちが命を落としているが、いちいち報道されることはない。

 

それでも新型コロナウイルス…Covid19がこれほどまで注目を浴びるのは、インフルエンザに比べて、

(1)凶暴である…放っておくと牙を剥く。致死率は高くなくとも、重症化率は高い。

(2)フットワークが軽い…ちょっとの接触でもうつってしまう。症状のない人からでもうつる。

(3)姿を見せない…いつ感染したか分からない。検査結果に反映されない。

(4)しつこい…一度治ったのに再び罹る人がいる。

からだと思う。

 

(1)はおそらく、旧型コロナウイルスとの違いだろう。従来のコロナウイルスにも(2)~(4)の性質があるのかもしれないが、凶暴でないゆえに “薄い” 存在だった。Covid19を際立たせたのは、武漢から発信された衝撃的な映像が発端だ。

 

Covid19の性質の中でも特にタチが悪いのが(2)と(3)だ。

インフルエンザがうつるのは、咳や鼻水、くしゃみを介した場合だけだ。熱のある人とちょっと会話したくらいではうつらない。経験のある検疫官でさえ感染してしまったのは、この性質ゆえだ。

さらに、インフルでは感染後、数日で症状が出る。症状があれば、検査では陽性になる。人間で言えば「分かりやすいヤツ」、「扱いやすいヤツ」だ。

(1)に、(2)と(3)が加わることで恐怖感はピキーっと跳ね上がる。医療崩壊の危険性も叫ばれている。

 

(4)は、他のウイルスでもあるのかもしれないが、今までは検査をしなかったので分からなかっただけかもしれない。祖母や母に「治ってもぶり返すから」有頂天になるな…とよく戒められたのも、そういう現象があることを昔の人は知っていたからかもしれない。このメカニズムについては専門家さんの報告を待とう。

 

PCR検査が保険適用になり、今週は陽性数の激増が予想される。

治療法が明確でなければ検査件数ばかり上がっても…というのが私の持論だったけれど、有症者のうちどのくらいがCovid19によるものかが分かるのは有意義だと思う。

できれば、今、どのくらいの人が感染しているかも分かればいいのにとも思う。

 

先輩のM氏はかつて、大腸菌が光る培地を作り出して表彰された🎊

明かりを消した検査室で、培地が白く光る美しさはインスタ映えのレベルを超え、芸術的ですらあった。

同様に、ウイルスを持っている人の体が光る薬…とか、開発されないだろうか。